いのちをいただく

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『いのちをいただく』ということ

Facebookで友人がシェアしていた話を読んでいて、これはぜひ書きたいと思ったので書きます。 食事を食べる前に言う『いただきます』という言葉は日本にしかない。こちらの友人に『どういう意味?』と聞かれると『作ってくれた人や、こうやって今日も食事が食べれることとかへの感謝を表しているんだよ』と説明している。しかし、この『いのちをいただく』という話を読んで、本当の意味を知った気がした。 自ら栄養を作りだしていける植物とは違って、我々人間は栄養を得るために、他の生き物を『食べる』必要がある。牛、鶏、豚、魚はもちろん、植物だって生き物だ。30分かかって作られた食事は、作ってくれた人の30分ぶんの『いのち』が含まれている。『いただきます』は『いのちをいただきます』という意味。 私はベジタリアンでもビーガンでもない。肉も食べる。バンクーバーにはベジタリアン、ビーガンレストランも多く、ベジタリアン人口も多い。カラダにあうからと言って肉をとらない人もいるし、牛や鶏などの命あるものを殺して食べるなんて、という動物への愛情表現からの人もいる。それは個人個人の自由だ。でも、その肉がどうやって食卓に並んでいるというのしっかり考えたことがある人はどれくらいいるだろう… 数年前にオプラ・ウィンフリーのトークショーで牛のとさつ場(Slaughterhouse, スローターハウス)がとりあげられていた。さすがに実際に牛を殺す所にカメラは入れなかったけど、実際に銃で殺される牛を目の前でみたジャーナリストは涙をにじませながら『強烈だ…』とコメントしていた。その後、水で洗われて、機械からぶらさがる牛の皮をはぐ作業までしっかりとテレビでは流れていたから、これもすごい。そのジャーナリストは『この現場を見たからといって、ベジタリアンにはならない。でも確実に肉に対する、食べ物の対する感謝の気持ちは忘れてはいけないと思った』と話していた。このエピソードに興味のある方はこちらを→ Oprah Show ~Inside a Slaughterhouse~ そして先ほど、友人がシェアしていた「ベジタリアンになろう(ポールマッカートニー)」のYou Tubeを見た。動物達の扱われかた、殺されかたが愛も感謝も尊重もないひどいものだった。もちろん、これですべてのSlaughterhouseをジャッジしてはだめだと思う。そうじゃない場所ももちろんあるだろう。 忙しい毎日に追われふと忘れてしまう食への感謝。書かれているように、まさにたくさんの生き物から渡された命のバトン。感謝して喜びに満ちた人生を生きる… 思い出させてくれてありがとう。 以下は私がfacebookで読んだもの。『いのちをいただく』という絵本のもとになったお話だそうです。実際にこの絵本を読んでいないので、どこまでが引用なのかわかりませんが… お時間のある方は是非読んでもらいたい。そしてぜひ、子供達や、友達に伝えていってほしいなぁ… 『いのちをいただく』 著者:内田美智子 ***************************************************************** 坂本さんは、 食肉加工センターに勤めています。牛を殺して、 お肉にする仕事です。坂本さんは この仕事がずっといやでした。牛を殺す人がいなければ、 牛の肉はだれも食べられません。だから、 大切な仕事だということは 分かっています。でも、 殺される牛と目が合うたびに、 仕事がいやになるのです。 「いつかやめよう、いつかやめよう」 と思いながら 仕事をしていました。 坂本さんの子どもは、 小学3年生です。 しのぶ君という男の子です。 ある日、小学校から 授業参観のお知らせがありました。 これまでは、 しのぶ君のお母さんが 行っていたのですが、 その日は用事があって どうしても行けませんでした。 そこで、 坂本さんが授業参観に 行くことになりました。 いよいよ、 参観日がやってきました。 「しのぶは、ちゃんと手を挙げて 発表できるやろうか?」 坂本さんは、 期待と少しの心配を抱きながら、 小学校の門をくぐりました。 授業参観は、 社会科の「いろんな仕事」 という授業でした。 先生が子どもたち一人一人に 「お父さん、お母さんの 仕事を知っていますか?」 「どんな仕事ですか?」 と尋ねていました。 しのぶ君の番になりました。 坂本さんはしのぶ君に、 自分の仕事について あまり話したことが ありませんでした。 何と答えるのだろうと 不安に思っていると、 しのぶ君は、 小さい声で言いました。 「肉屋です。普通の肉屋です」 坂本さんは 「そうかぁ」とつぶやきました。 坂本さんが家で新聞を読んでいると、 しのぶ君が帰ってきました。 「お父さんが仕事ばせんと、 みんなが肉ば食べれんとやね」 何で急にそんなことを 言い出すのだろうと 坂本さんが不思議に思って 聞き返すと、 しのぶ君は学校の帰り際に、 担任の先生に呼び止められて こう言われたというのです。 「坂本、何でお父さんの仕事ば 普通の肉屋て言うたとや?」 「ばってん、カッコわるかもん。 一回、見たことがあるばってん、 血のいっぱいついてから カッコわるかもん…」 「坂本、 おまえのお父さんが仕事ばせんと、 先生も、坂本も、校長先生も、 会社の社長さんも肉ば食べれんとぞ。 すごか仕事ぞ」 しのぶ君はそこまで一気にしゃべり、 最後に、 「お父さんの仕事はすごかとやね!」 と言いました。 その言葉を聞いて、 坂本さんはもう少し仕事を 続けようかなと思いました。 ある日、 一日の仕事を終えた坂本さんが 事務所で休んでいると、 一台のトラックが 食肉加工センターの門を くぐってきました。 荷台には、明日、 殺される予定の牛が 積まれていました。 坂本さんが 「明日の牛ばいねぇ…」 と思って見ていると、…